ライフスタイル

精神疾患を抱えたあなたへ

 

こんにちは。りっち(@rich_light13)です。

 

今回はちょっと重たい話。

先日、私の親友の婚約者が精神的にダウンしてしまい、休職しました。

休職期間が何度も伸び、親友と立てていた予定もすべてキャンセル。

年末年始には、プロポーズの思い出がある軽井沢で一緒に過ごす予定だったようですが、

彼の病状をふまえ、予定はなくなってしまったようです。

そして、私の親友はあと1か月後に海外への赴任(3年間)が待っています。

 

親友と連絡を取っていると、最初の方こそ元気そうだったものの、

婚約者の病状悪化による不安、予定がキャンセルされる悲しみ、さらに自分の赴任への不安と焦りが入り交じり、元気をなくしているようでした。

 

この状況がわかった時、私は精神疾患(適応障害、鬱)の経験者として本当に心が苦しかった。

どっちの気持ちも理解できる。

そして、その苦しみを理解できる。

 

でも、精神疾患から立ち直り、回復した今の私だからこそ伝えられることがあると思い、記事にしています。

最近心に元気がない方、パートナーや家族が元気がなさそうだという方に、

読んでいただけたらと思います。

 

精神的な回復には時間がかかる

 

まず最初に、精神的に受けたダメージを回復させるためには、とにかく時間がかかることを知っておいてほしい。

だから、すぐに治らないからといって焦る必要は全くないし、

休職をのばしていることに罪悪感を感じる必要も全くない。

 

精神がダウンしてしまう理由、それは「強いストレス」です。

あなたは、ずっと会社や家庭で強いストレスを感じ続け、その結果が今の身体的症状として表れている状態です。

意識の有無にかかわらず、強いストレスを感じ続けると、人間はだんだん拒絶反応を起こして、自分の身を守ろうとする。

それが今回の症状です。

 

一般的に、精神的ダメージから回復するには、最低でもその強いストレスを感じていた期間と同じか、それ以上の期間がかかると言われています。

一般論を知っておくことで、「ほかにも苦しい人たちがいるんだ、周りの苦しい人たちもそれくらいかかるんだ」と少し安心できるかも。

 

私の場合も、その強いストレスに晒されていた期間は約1年間。

適応障害、鬱状態と診断されて、休職期間自体は4か月だったけど、

私が本当の意味で回復するには1年半以上かかりました。

 

回復に時間がかかったなというエピソードがあります。

新卒で入った部署で上司との関係に悩み、別の部署に異動、復職して1年ほど経った頃。

何となく過去の仕事のメールを見返していると、その前の上司から送られてきた機嫌の悪いメールに行きつきました。

それを見た瞬間、涙が止まらなくなってしまって。

 

また自分があんなに苦しい思いをしなければならないんじゃないか、

あの時どうすれば正解だったのか

 

急にあの時の責任感と不安感が襲ってきて、どうしようもなくなってしまった、という経験があります。

 

もう1年も経ったから、自分はもう大丈夫だと思っていたのに。

全然大丈夫じゃなかった。

働けるのは働けるけど、心は完全に治っているわけではなかった。

まだ、過去を過去としてきちんと整理できていなかったんだと思います。

しばらく精神的に不安定な状態が続き、その週は仕事を休みました。

 

そのことをカウンセラーの方に話すと、

「まだ完全には回復してないね。

上司にビクビクしていた自分を笑い飛ばせるようになったら完全な回復だと言えるね」

とのことでした。

 

精神的ダメージを回復するために必要な期間って、本当に人それぞれです。

私の先輩で休職経験がある方がいます。

彼も、激務の末に半年間の休職を経て復職しても、たった1ヶ月でまたダウン。

今度は1年半もの間休んでいたそうです。

 

 

どれくらい休めば治るとか、あと1ヶ月で復職を目指しましょうとか、そういうことではなくて。

精神的に元気になるまで待つしかないし、それにはとにかく時間がかかるということを知っておいてね。

今はとにかく休んで、休んで、休んで、元気になったらまた適当に働けばいいからね。

 

私もその先輩も、きちんと休んで回復すれば、またこうやって元気に働くことができています。

今の苦しい気持ちがずっと続くわけじゃないことを覚えておいてほしいです。

 

休むことに罪悪感は感じなくていい

 

休んでいる今、休むことに罪悪感を感じていませんか。

「みんなはこの時間働いているのに・・・」

「自分だけ休んでで迷惑に思われていないかな」

私も休職当初はこんなことばかりを考えて、心が休まらなかった。

 

でも、そんな風に罪悪感を感じる必要は全くなくて、いまはあなたは休むことだけに集中してほしい。

職場のことを考えて不安になるのなら、もう退職したと思えばいい。

それがあなたの精神にとって一番いい方法です。

 

 

職場の人のことを考えて出てくる不安は、本当にイメージでしかないと思います。

あなたが勝手に作り上げた想像、不安。

その想像に自分がまたストレスを感じて、罪悪感につながって、心から休めてない場合があるんじゃないかな。

 

でも、例えば自分の部署で誰かが精神的にダメージを負って休職したとき、

その人に対して「休職なんて甘え、ちゃんと働け」とは思わないよね。

「しっかり休んでちゃんと元気になってほしい」って、普通の人なら思うはず。

 

今まで頑張ってきたあなたなら、周りの人も必ずそう思っているし、

他人は思ったより自分に興味のない生き物です。

所詮他人なので、ほったらかして大丈夫だし、考えなくて大丈夫。

そして思考を放棄して、もっと楽になりましょう。

 

もし、「休職なんて甘え、働け」と言ってくる人がいたとしても、

「あなたはそう思うんですね。でも、僕はしんどい。だから休みます。」

これで大丈夫。

あなたがどう行動するかは、他人ではなくあなたが決めるべきことだから。

他の人の意見は今のあなたには関係ないです。

自分と他人をしっかりと区別することを意識してみて。

 

休職期間中は、せっかく平日も自由な時間があるんだから、いつも並んでいるラーメン屋さんに並ばずに入ってみたり、図書館で好きなだけ本を読んだり。

少し遠くまで足を延ばしてみたり、何もせずに1日ぼーっと過ごしてみたりするのが良いと思います。

自分が気持ちいいな、楽しいな、しんどくないなと思うことだけをすればいいです。

休むことが、今のあなたの仕事。

 

でも、どうしても職場のことを考えてしまう、罪悪感にがんじがらめになって動けない場合もあると思う。

そんな時は、目の前のことを感じることに意識を向けてみて。

 

天気が良くて気持ちいいな

ご飯が美味しいな

散歩するとスッキリするな

 

こんなことで大丈夫。

目の前のことに集中できると、どんどん無駄な思考が省けて、不安になる回数が少なくなってきます。

 

あなたが抱える不安の99.9%はあなたの想像で作り出されたもの。

最初は難しいけれど、これ以上罪悪感からのストレスを感じないように

自分のことだけに集中してみてね。

そして、休みを楽しんで。

 

自分の世界を持て

 

休職期間にも少しずつ慣れてきて、心が落ち着く時間ができてきたら

自分の世界を探す作業を、少しずつでも行うことをオススメします。

 

自分の世界って、言ってしまえば没頭できる趣味のこと。

自分の世界を持っている人は、本当にいろんな意味で強いと思います。

 

趣味のない人って本当に多くて、私も数か月前までその一人だった。

自分のことを、無個性で、面白みがない、つまらない大人だなあと思っていて、

ちょっと変わってるけど、なにかに熱中できる「オタク」のことをすごくうらやましく思ってた(笑)

 

テストステロンさんを知っていますか?

筋トレが世界のすべてを好転させるというコンセプトで活動している方で、私が大尊敬している方です。

フォロワーが140万人近くいて、すごく影響力のある方なんだけど、

彼もこんなツイートをしています。

 

このツイートを読んで、自分も趣味がなかったから適応障害になったのかなと思うこともある。

所詮趣味、と言われるかもしれないけれど、趣味がないと仕事と家事以外にやることがない。

やることがなくて退屈だと、人間は必ず不安になる生き物なんだよね。

 

何のために人生を生きているのか考えた時、きっと仕事やお金じゃなくて、

楽しく過ごすために生きているんだと思う。

 

だから、自分が楽しく過ごすための手段として、

一つでもいいから趣味を持っておくと、必ずあなたの心の支えになり、助けてくれるときが来ます。

 

 

私の場合は、偶然みつけたその趣味がダイエット、ボディメイクでした。

適応障害になって、自分に自信のない自分をどうしても変えたくて、パーソナルジムに飛び込んでみたら世界が変わった。

自分の体がみるみるうちに変わっていくのを実感できたし、精神的に元気に、自己肯定感も高くなっていくのを感じられた。

本当に、自分の世界が一変したんだよね。

周りのことばかりを気にしていた自分から、自分は自分だと肯定できる自分に変わっていった。

 

おそらく、カウンセラーの先生や、メンタルクリニックの先生にも、「気分が乗れば軽く散歩しましょう」と言われていると思います。

それは、運動には精神を回復させる効果があることがわかっているから。

 

筋トレしている人で、ネガティブな人はいないよね(笑)

それも、運動のポジティブな効果が表れている結果です。

 

・・・とまあ、私のおすすめは筋トレやボディメイクなどの運動なんだけれど、

自分の世界を持てればそれでOK。不安になる回数が減って精神的にGOOD。

 

繰り返しになるけれど、休んでいる間に自分の世界を構築して、自分にはこれがあるから大丈夫、と思える何かを見つけてほしいなと思います。

 

Youtubeや本で、他の人たちがどうやって人生を楽しんでいるのか?見てみると良いと思います。

キャンプ、釣り、アイドル、DIY、車、バイク、グルメ・・・

みんな、想像以上にいろんなことをして、人生を楽しんでいます。

気が向いたら見てみてください。

でも、焦る必要はないからね。

 

あなたがまた元気に、幸せに暮らせるようになることを祈っています。

 

ABOUT ME
りっち
適応障害をきっかけにボディメイクしたら自信がついて16㎏痩せたOL | 美容医療も好き🌿 | 人生のテーマは強く賢く美しく | 161㎝48㎏ | 食べても太らない身体とすっぴんでもキレイを目指して情報発信中