
洗濯ジワや座りジワなど、生活しているとすぐにシワはついてしまいますよね。
着ようと思っていた服を引っ張り出してみるとシワシワでゲンナリ…というのはあるあるだと思います。
また、一人暮らしでアイロンを持っていない、という方も多いのではないでしょうか。
今回は、「アイロンは家にないけどなんとか服のシワを伸ばしたい!」というお悩みを解決します。
アイロンがない場合でも、これから紹介する方法を使って服のシワを伸ばしてしまいましょう。
どの方法も非常に簡単なので、すぐに取り入れてもらえるはずです。
是非参考にしてみてください。
アイロンなしで服のシワを取る方法

では早速、アイロンなしで服のシワを取る方法を紹介していきます。
- 霧吹きをしてドライヤーをあてる
- ホットタオルをシワにあてる
- 浴室内に衣服をかける
- ストレートアイロンをシワにあてる
- 乾燥機に氷を入れて回す
- 衣類スチーマーを使う
それぞれのやり方について、具体的に解説していきますね。
①霧吹きをしてドライヤーをあてる
シワがついている箇所を霧吹きを使って濡らし、ドライヤーで乾燥させるという方法です。
基本的に服のシワは蒸気で伸ばすことができるんです。
濡れた箇所をドライヤーで乾かすことで水を一気に蒸発させ、そのときに発生する蒸気で、服のシワが伸びるということですね。
手で服を伸ばしたり、パンパンとたたきながらシワの箇所にドライヤーをあてるとより効果的。
ただ、ドライヤーの熱風を近くで当てすぎると大事な服が変色したり、溶けたりしてしまう可能性もあるため、
あまりドライヤーを服に近づけすぎないように気をつけましょう。
②ホットタオルをシワにあてる
シワの箇所よりも少し大きなサイズのタオルを濡らし、レンジでチンしてホットタオルを作ります。(レンチンは1分ほどで大丈夫)
そして、ホットタオルをシワ部分にあててシワを伸ばしていくという方法です。
コチラの方法も霧吹きと同じように、蒸気でシワを伸ばす手法ですが、霧吹きよりもホットタオルのほうが水の温度が高いのでより蒸発しやすい、というメリットがあります。
また、霧吹きよりも服にしみこむ蒸気の量が多くなるため、より頑固なシワでも取れやすくなりますね。
引っ張ったりたたいたりしてシワを伸ばしたあとは、自然乾燥でもドライヤーで乾かしても大丈夫。
全体的にシワシワになってしまったTシャツなどのシワを取りたい場合は、大きめのホットタオルでTシャツを上下から挟み込んでしまうのもアリです。
③浴室内に衣服をかける
浴室にたまった蒸気を使うシワ取り方法です。
お風呂あがりなど浴室に蒸気がたまっている状態で、浴室内にハンガーにかけてしばらく干しておくことで、シワをのばすことができます。
ここでも、のばしたいシワ部分はしっかりと手でのばしてあげてくださいね。
今すぐこの服を着たいけどお風呂に蒸気がない!という場合は、シャワーでバスタブにお湯を一気に入れることで蒸気を発生させることが可能です。
ぬれないところに服を干し、シャワーをしばらく出しっぱなしにしておくといいでしょう。
浴室に衣服をかけるシワ取り方法は、道具が何もいらないので最も手軽な方法です。
④ストレートヘアアイロンをシワにあてる
襟や袖限定の方法になってしまいますが、ストレートヘアアイロンで襟や袖を挟み込み、横に滑らせることによってきれいにシワをのばすことができます。
ヘアアイロンの温度をあまり高温にしすぎると、服が溶けたり傷んだりする可能性もあるので、まずは120℃程度の低い温度設定から試してみるのがオススメ。
しかし、ポリエステルなどそもそも熱に溶けやすくアイロンNGな素材もあるため
ヘアアイロンを使うときは、まずは衣服の洗濯表示を確認して、アイロンOKのものにだけヘアアイロンをあてるようにしてくださいね。
⑤乾燥機に氷を入れて回す
衣服と氷を2~3個乾燥機に入れて、15分ほど回すという方法です。
衣服全体に対して効果を発揮するので、服が全体的にシワシワ!という場合に非常に有効。
なぜシワがのびるのかというと、乾燥機の中で氷が溶けて蒸気となり、その蒸気によってシワがのばされるという仕組みです。
注意点としては、乾燥が終わったらすぐに衣服を取り出すこと。
乾燥が終わると乾燥機の中の衣服はぐちゃぐちゃな状態です。
そのまま放置していると、乾燥機内でまたシワが出来ることになってしまいます。
二度手間をさけるためにも、衣服は乾燥が終わり次第すぐに取り出し、着てしまったりハンガーにきれいにかけたりしてくださいね。
⑥衣類スチーマーを使う
アイロンではなく、衣類スチーマーという選択肢もあります。
衣類スチーマーは、衣服をハンガーにかけたままスチームをかけてシワを取るアイテム。
スチームを出しながら、衣類をなでるとシワを取ることができます。
衣類スチーマーはアイロンに比べて小型のものが多いですし、アイロン台も不要なので、収納スペースを取りません。
また、シワ取りだけでなく除菌・消臭までしてくれる商品も多く販売されていますので、一人暮らしの方などはアイロンよりも取り入れやすいのではないでしょうか。
シワになりやすい素材って?その理由は?

そもそも、シワになる素材ってどんなものでしょうか。
シワになりやすい衣服は、以下のような素材のものでできていることが多いです。
- 綿
- 麻
- レーヨン
これらの素材の衣服がシワになってしまう原因としては、これらは洗濯時に水に触れることで縮んでしまう性質を持つため。
綿100%のジーンズなどを洗ったとき、洗濯機からジーンズを出すと、生地が硬くぎゅっとつまった感じになっているのがお分かりいただけると思います。
洗濯をするたびいちいちシワをのばすのが面倒だという方は、
洋服を購入するさいに、上記のシワになりやすい素材を避けることも一つの手かもしれませんね。
ちなみに、シワになりにくいとされているのは化学繊維や合成繊維。
例えば、ポリエステルやナイロン等は化学繊維でシワになりにくいですので、衣服を選ぶ際に最初から化学繊維を選択することで、面倒なシワのばしを回避することもできますよ。
ではここからは、アイロンなしでシワ取りをするさいにおススメのアイテムを紹介していきます。
アイロンなしで服のシワを取るのにおススメのアイテム

ここまではおうちにある様々なモノを使ったシワ取り方法をご紹介してきましたが、シワ取り専用の商品を使うというのも一つの手です。
ここでは、アイロンなしでシワを取ることができるアイテムをふたつご紹介します。
①ライオン お洋服のスタイルガード しわもニオイもすっきりスプレー
シワ取りスプレーの代表的な商品です。価格は大体300円程度とお手頃価格。
使い方は、シワが気になるところにシュシュっとふきかけ、シワ部分を中心に衣服をひっぱったあと、ハンガー等につるして乾くのを待つだけ。
この作業だけで、アイロンしなくてもシワが取れちゃうんです。
消臭・除菌・防臭効果もあるため、しょっちゅうクリーニングに出せないような衣服もこれがあれば安心。
ドラッグストアでの扱いも多いため、気軽に購入できる点も高評価。携帯用のミニボトルも販売がありますので、出張時にスーツにシュシュっとすることもできます。
一方、ウール、綿、合成繊維、麻には使えますが、レーヨンには使えませんのでその点だけ注意してください。
②花王 スタイルケア 服のミスト
衣服のハリを保つ効果のある、繊維潤滑剤配合のスプレーです。
使い方は上記のスプレーと同じく、シワが気になるところにシュシュっとふきかけピンと伸ばし、乾くまで待つだけです。
アイロンを使わなくてもシワが伸びてくれるというのは、非常に助かりますよね。
こちらの商品には静電気を防止する効果もあるため、特に冬の時期に重宝します。
無香料で男女ともに使う人を選ばず、普段使いしやすいのが嬉しいポイント。
コチラも価格は300円程度とお手頃価格で、ドラッグストアで購入することができます。
一点、こちらもレーヨンや絹など水に弱い繊維には使えません。
ここからは、洗濯をする際にシワにならないよう気を付けたいポイントについて解説していきます。
シワを防ぐための洗濯のコツ

ここまで、アイロンなしでシワを取る方法についてご紹介してきましたが
そもそも衣服にシワができなければそれが一番いいですよね?
実は、衣服にシワができる大きなタイミングというのが洗濯のときなんです。
ここからは、シワができないように洗濯するためにはどうすればいいのか、解説していきますね。
具体的には以下のポイントをおさえて洗濯してもらうと、シワがつきにくいです。
- 脱水時間を短くする
- 洗濯ネットに入れる
- 洗濯後すぐに取り出す
- シワをしっかり伸ばしてから干す
脱水時間を短くする
脱水時、遠心力によって衣服が洗濯機の側面につよく押さえつけられてシワが出来てしまうことがあります。
そのため、脱水時間を短くすることでシワができにくくなるんですね。
また、衣服の中に残る水分量も多くなるため、干すときに衣服の中に残った水分の重さによって下に引っ張られ、自然とシワが伸びるという効果も期待できます。
さらには、デリケートな衣服であれば、脱水時間を短くすることで傷みを防ぐことができますよ。
シワを作りたくない場合は、基本的に脱水時間を短めにすることをオススメします。
洗濯ネットに入れる
下着等の細かい洗濯物を洗濯ネットに入れることで、他の洗濯物と絡みにくくなる効果があります。
また、パンツなど単体でも絡まりやすい形の衣服も、洗濯ネットに入れることで絡みを防ぎ、結果的にシワになりにくいという効果が期待できるのです。
ここでの注意点としては、洗濯ネットに入れる前には、しっかりシワをのばしてからたたんでネットに入れること。
シワシワの状態のまま洗濯ネットに入れてしまうと、洗濯ネットの中でシワシワのまま洗濯、脱水されてしまい、洗濯ネットのシワ防止効果がなくなってしまいます。
ちょっとめんどくさいかもしれませんが、気持ちよく衣服を着るために、洗濯ネットは積極的に使いましょう。
洗濯後すぐに取り出す
洗濯、脱水が終わった後、すぐに洗濯機から洗濯物を取り出すという作業もシワをつけない方法として有効です。
脱水された後、洗濯物が洗濯機の中に放置されていると、その時間で衣服にシワがついてしまいます。
放置する時間が長ければ長いほど、シワは頑固になってしまいますので、洗濯がおわったらすぐに洗濯物を取り出すようにしましょう。
シワをしっかり伸ばしてから干す
洗濯物を干すさいには、衣服をパンパンとたたいたり、引っ張ってのばしたりして、シワをしっかり伸ばしてから干すようにしましょう。
シワシワのまま干しても、シワシワのまま乾いてしまうことがほとんどです。
シワをしっかりとのばしてから干すと、比較的きれいな状態で乾ききりますよ。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
ここまでの内容を簡単にまとめると以下の通りです。
【アイロンなしで服のシワを取る方法】
- 霧吹きをしてドライヤーをあてる
- ホットタオルをシワにあてる
- 浴室内に衣服をかける
- ストレートアイロンをシワにあてる
- 乾燥機に氷を入れて回す
- 衣類スチーマーを使う
【シワになりやすい素材】
- 綿
- 麻
- レーヨン
【シワを防ぐための洗濯のコツ】
- 脱水時間を短くする
- 洗濯ネットに入れる
- 洗濯後すぐに取り出す
- シワをしっかり伸ばしてから干す
今回は、アイロンなしで服のシワをのばす方法を6つご紹介しました。
また、シワになりやすい素材や、シワを防ぐ選択のコツもご紹介しました。
洗濯をする時から、シワがつかないように気を付けることも大きなポイントですね。
アイロンがなくて困ってる!という方は、この記事がぜひ参考になれば幸いです。